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このページはジュズダマの栽培に関する情報とアドバイスを掲載しています。
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【 ジュズダマ栽培のアドバイス 】
ネット上ではジュズダマの栽培方法についての情報がほとんどありません。
これはジュズダマは単なる雑草扱いで園芸植物ではない為、栽培研究している人がいないからなのです。
そこでジュズダマの栽培方法についての情報を掲載しておきます。

近種のハトムギとは適正環境や栽培方法が多少異なります。ハトムギは農耕の歴史と共に品種改良が繰り返されてきた穀物なのでジュズダマとは少し違いがある生態に変化しています。
ジュズダマでも水路に生えているものと畑に生えているものとでは適正環境が若干異なるものがあり、畑に生えているジュズダマを水辺に植えると育たない場合があります。

種子は呼吸をしています。保管する際に完全密閉してはいけません。
野生種の発芽率は1年目97~95%、2年目17~4%、3年目2~0%です。但し保管状態によって発芽率は変わります。
発芽率からみて実ってから2年以上経ってしまった種子はほとんど発芽しないと思って下さい。
※: この数値は発芽実験によるもので販売している種子の発芽率を保証するものではありません。

【 種まきについて 】 種まきの時期、播種
種まきは関東なら4月中旬~5月上旬です。(5月下旬でも間に合いますが、6月では生長しきらないうちに花期を向かえてしまいます。)
そのまま種まきすると発芽日に大きなバラつきが発生します。
冷めた風呂(20℃くらい)に一晩漬けて種まきすると比較的一斉に発芽します。

種子は1cmくらいの深さに蒔きます。3cmくらいまでの深さなら問題なく発芽しますが、あまり深くすると地表に芽が届くまでに力尽きて枯れてしまうものが出てきますのでご注意下さい。

発芽には酸素が必要な為、水に沈んだ状態だと発芽しません。
また、湿り気が足りない状態でも発芽しない為、発芽するところを観察したい場合には湿らせたパーライトに殻を縦にして尖った先端が見えるくらいに埋めるのが良いです。
※: パーライトだけでは育ちません。種子に蓄えられた栄養だけで育つのは3枚目の葉が出てくるところまでです。

種まき後、順調に発芽すると9日目に発芽が始まり11日目~14日目の間に発芽のピークを向かえます。
※: 直射日光によって土表が温められる場所に蒔いた場合です。天候によっては3日程度ずれる場合があります。
ジュズダマの芽
ジュズダマの芽
トウモロコシの芽によく似た芽が出てきます
発芽後の生長過程
発芽後の生長過程

発芽後は根が急速に伸びますので苗として育ててから移植する場合にはあまり小さなポットだと生長を阻害してしまいます。最低でも容量が150ml以上の容器が必要です。

播種の容器はコンビニや100円ショップで売っている透明のプラカップ(200mlくらいのもの)がお勧めです。
これなら土の中の湿り具合や根の張り具合が直接見えて確認できます。
ジュズダマの根は水没していても問題無いので水抜き穴は要りません。
播種の容器

【 発芽後の管理について 】 植替えの時期
苗として育ててから移植する場合には葉が4~5枚になった時にします。但し、ポットで育苗した場合はポットのサイズによって移植タイミングの苗サイズが違ってきます。 ポットから抜いた際に土が崩れない程度に根が張った状態が移植のタイミングです。
移植は早過ぎても遅過ぎても生長を阻害しますのでご注意下さい。
移植のタイミング
透明のプラカップ(200mlくらいのもの)に播種した場合の移植時はこのくらいの時です
移植のタイミング
根の張り具合がこのくらいの時が移植時です
 

もう一つの移植方法として発芽直後(3日目まで)の苗を引抜いて移植する方法があります。
発芽後3日目までならまだ根が定着しておらず、毛根も出てきていないので生長を阻害せずに移植できます。
苗を引抜く時は芽をつかむのではなく殻をつかんで引抜きます。

※: この方法はポットなどを使わずにプランターで播種から移植までを行いたい場合に使える方法ですが、移植できる期間が短い上に発芽日にバラつきがあるので1日にまとめて作業をするといった様な事はできません。
※: この方法は殻の先端が土の表面に出るくらい浅植えに播種する必要があります。3cmくらいの深植えにしてしまうと芽が地表に出るまでに根が伸びてしまい引抜いた時に根が千切れてしまう事があります。

移植は苗と苗の間隔を30cmくらい空けて1本ずつ植えます。密集して生えるとお互いが生長を阻害しあうので1ヶ所に数本まとめて植えるのは良くありません。
苗としてポットなどで育てた場合には土ごと移植します。移植する時に根から土を落としてはいけません。苗の毛根を傷めると生長を阻害してしまいますので、ほぐす必要はありません。

湿地や水辺に生える植物なので水を多く必要とします。毎日水やりする必要はありませんが、土が乾燥しないようにします。
今までの栽培経験上、肥料は骨粉と油かすが一番合っている様です。
※: 骨粉と油かすを置き肥すると線虫が発生します。ジュズダマへの影響は無いようですが、線虫が嫌いな方は使わない方が良いかもしれません。

十分生長すると12~15節、草丈150~180cmくらいになります。
生長は土の養分状態に大きく影響されます。また、日照不足でも生長不良になりますのでできるだけ直射日光の当たる時間が長い場所が良いです。
地域種と系統によっても違いがあります。

《 日本に自生する主な系統の特徴 》
※: 日本に自生する主な系統の特徴という形で株の形成の特徴について掲載しておりましたが、環境の状況によって形態が変わる環境変異型形態の特性である可能性が浮上してきました為、 不確実になりましたこの掲載文は削除致しました。

実が生るのは9上旬~11月下旬頃ですが、天候や生長状態に影響されます。
1株から300~1000粒生ります。
※: 小粒が生る系統の場合です。大粒が生る系統の場合はその半分の150~500粒くらいです。

自家受粉もする為、一株しかなくても種子が生ります。受粉しないと殻は固くなりません。
※: 自家受粉を繰り返すと発芽率が低下します。毎年繰り返し栽培するなら一つの株から採れた種子だけを栽培するのは好ましくありません。
受粉前後の殻の色
受粉前後の殻の色

多年草なので次の年も根茎から芽が出ますが、根茎が霜にあたったり凍結したりすると枯死してしまいますので越冬させる場合には霜よけ(土に埋めるか枯葉を厚く被せる)が必要です。

ジュズダマは風媒花です。近種のハトムギと交雑してしまいます。ハトムギはジュズダマと交雑してしまうと次世代からジュズダマと同じような硬い殻の実が生るようになってしまい脱稃(だっぷ)が困難になってします。
この為、ハトムギ畑の近くに人為的にジュズダマを植える事は禁止されています。

【 畑で大量に栽培する場合 】
ジュズダマを露地栽培する場合には畝を作らずそのまま平地に植えることがほとんどですが、 畑で大量に栽培する場合となると灌水の手間の問題が発生しますので畝を作って栽培した方が手間を減らせます。

通常畑での植物の栽培は畝の盛土に植えますが、ジュズダマは湿った土の方が適正環境なので畝の谷間に植えます。
野菜を栽培している方にとっては常識外れに感じますが、田んぼはあぜ道が盛土、水を張った側が谷間そしてイネは水を張った側に植えて育てる事を考えれば理解できると思います。

畝の盛土は水はけを良くする為なので、ジュズダマを畝の盛土側に植えてしまうと水分が足りず育ちが悪くなってしまいます。 畝の盛土側の水分が谷間側に流れてくるのでその分、灌水の手間を減らせると云う訳です。
もっとも畑より田んぼだった所に植えた方が土壌的には適しています。ただイネと同じように水を張った田んぼに植えて栽培するのは極めて難しいです。

【 プランターで栽培したい場合 】
マンションのバルコニーなどでプランターに植えて栽培したい場合ですが、直射日光が全く当たらない日陰では育ちません。 直射日光が当たる時間帯がある場所での栽培が必要です。

ジュズダマの根は半径20cm、深さ10cmくらいまでしか広がらないので直径40cm、深さ15cmの容器の真ん中に植えれば根にストレスを与えずに栽培できます。
逆にあまり大きくしたくないのでわざと小さい容器に植えて栽培するという手もあります。( ※矮小栽培
植木鉢やプランターのような水抜き穴が必要ないのでバケツや漬物のタルでも大丈夫です。

土は園芸用の土なら大体何でも大丈夫ですが、赤玉土は乾燥しやすいのでバーミキュライトや腐葉土を混ぜます。植木鉢に何か花が植わっていた土の再利用でも大丈夫です。
但し、ラン用の軽石は根がはりづらいので適していません。
草丈が伸びるのであまりフカフカした土だと強い風が吹いた時に根元から倒れてしまいますのでご注意下さい。

問題は連作障害に弱い事です。同じ土に連続で植えると極端に生長が悪くなります。
土を入れ替えるか家庭菜園のローテーションで3~4年に1回ジュズダマの植える番が回ってくるように栽培する必要があります。
尚、多年草なので根茎から芽が出てきます。そのままその株の栽培を続ける場合には2~3年は土を入れ替えなくても実がつく大きさにまで育ちますが生長は年々悪くなります。

根茎を植替える場合には根茎から芽が出てきた時(関東では4月)に枯れた部分を取り除き土も落として植替えます。
この時に株割れ(根茎の一部が枯れて株が分離)していた場合には一つにして植えずに株分けして植えた方が育ちが良いです。
新しい根が出てきますので植替えの際に古い根が邪魔な時には10cmくらいにまで切詰めても大丈夫です。
越冬して芽が出てきた株
越冬して芽が出てきた株

密集して生えるとお互いが生長を阻害しあうので寄せ植えには不向きです。
※: 矮小栽培する場合は例外です。( ※矮小栽培

路地植えに比べてプランターや植木鉢だと真夏は水分不足になりやすいので水遣りに注意が必要です。
そういう点においてはタルなどの水抜き穴の無い容器で栽培した方が溜水ができる分、水遣りの回数を減らせるので管理がしやすいです。

プランター栽培での水遣り回数の目安
気温22度で2日に1回、気温26度で1日1回、気温30度で朝夕の2回、気温34度で朝昼夕の3回。
生育状態や湿度などで水遣りの回数が変わってきますので土の乾燥具合や葉のしおれ具合などで判断して下さい。

【 温室で栽培する場合 】
ジュズダマは気温が高い方がよく育ちますので温室で栽培する事を考える方もおられるかと思います。 温室で栽培する場合には注意点があります。

ジュズダマは直射日光が当たらないと育ちませんので光の透過率が悪いビニールやホコリで汚れたガラスハウスでは日照不足になる恐れがあります。光がよく差し込む温室である必要があります。
もう一点、ジュズダマは風媒花なので風が当たらない場所で栽培する場合には開花時期に扇風機や送風機で風を当てて花粉を飛ばしてあげる必要があります。


【 特殊な栽培方法に関して 】
ジュズダマは雑草扱いなので園芸植物のような生育をコントロールするような栽培技術は開発されていません。
近種のハトムギは歴史がある分、栽培技術が多く応用できるものもありますが、穀物としての栽培であり一般の方が園芸気分で扱うには難しい技術ばかりです。

実証実験を行っていないものもあり実際には実用的ではない栽培技術もあるかもしれませんが、生育をコントロールする栽培技術について紹介します。

【 矮小栽培について 】
草丈が150cmにまで育ってしまうとベランダなどでの栽培では大きくなり過ぎなので草丈を抑えた栽培が出来ないかと考える方もおられると思います。そこで矮小栽培について紹介します。
矮小栽培とは環境的阻害要因を逆手に利用して本来の草丈より小さく育てる栽培です。
園芸栽培で用いられている『矮化栽培』とは根本的に方法が異なります。

矮小栽培にはいくつか方法がありますが、ジュズダマの栽培で候補として考えられる方法を紹介します。

種蒔きを意図的に晩くする方法。
生長期間を短くする事によって生長しきらない内に花期を迎えさせ生長を止める方法です。この方法はギリギリまで生長を続けようとして花期が遅くなる傾向があります。(関東の場合6月に種蒔きする)

小さい容器に植えて根詰まりさせて生長を止める方法。
これは盆栽に用いられている方法ですが、あまり小さな容器だと生長できず蕾すらつかなくなってしまいます。実が生る大きさにまでさせるには最低でも容量が1000ml(1L)以上の容器が必要です。
小さい容器に植えて行う矮小栽培には要注意な点があります。乾燥しやすい為、真夏は朝夕の2回は必ず水遣りが必要です。しかもタップリ入れる事が必要で怠るとたった1日で枯れてしまいます。

寄せ植え(密生)してお互いを生長阻害させる方法。
密生するとお互いが生長阻害し合う状況を利用して生長を悪くさせる方法ですが、密生させ過ぎると枯れてしまうものが出てきます。

直射日光に当たる時間の短い場所で栽培する方法。
直射日光に当たる時間の短い場所で栽培し、日照不足にして生長を悪くさせる方法です。

ある程度にまで育ったところで直射日光に当たる時間を短くして日照不足にして生長にブレーキをかける方法。
日照不足になった以降は光の強い方に向かって貧弱に伸びるので直射日光の照り返しが当たる所に置いてしまうと逆効果です。完全な日陰にして突出して明るい方向が無いようにする必要があります。

ある程度にまで育ったところで水遣りを抑えて水分不足にして生長にブレーキをかける方法。
加減を誤ると枯死してしまうリスクがありコントロールが非常に難しい方法です。

ある程度にまで育ったところで剪定して草丈を詰める方法。
もっとも手っ取り早く簡単な方法ですが草姿が悪くなる問題があります。また剪定した先からものすごい勢いで貧弱な枝が伸びてきます。
枯らしてしまうリスクは低い方法ですが、観賞する観点から勘案すると採用に値しない方法かもしれません。

矮小栽培すると生長に大きなバラつきが発生する為、どの方法も任意の草丈にコントロールするのは極めて難しいです。
失敗するリスクを勘案するとプランターで密生栽培(寄せ植え栽培)するのがもっとも無難な方法のような気がします。

矮小栽培はあえて生長を阻害して大きくならないようにする栽培です。植物にはストレスがかかるので弊害が伴います。
ジュズダマの場合、矮小栽培すると実のつきが極端に悪くなります。この為、矮小栽培は観賞向けの栽培でジュズダマの殻を収穫して使用する目的の場合には向いていません。
矮小栽培した株
小さい容器(容量1000ml)に植えて根詰まりさせて栽培した株。右は1株で草丈が約1mに抑えられた状態。 左は更に寄せ植えにして生長を抑制した株。草丈が約80cmで更に20cm程草丈が抑えられた状態。

【 矮化栽培について 】
参考までに『矮化栽培』についても紹介します。
園芸植物に用いられる方法で環境的阻害要因を利用する『矮小栽培』とは異なり、矮化剤を使って矮化栽培する方法です。

イネ科植物にはイナベンフィドという成分が含まれる矮化剤が使われるようです。
節と節の間の生長を抑制するもので節の数は減らさずに草丈を抑えるので収量には影響しないとされています。
草丈が低くなる事で病害虫や強風による被害が減り結果的に収量が増えるというのがこの薬剤の売りのようですが、あくまでも稲作に対してであり試していないのでジュズダマにも同じ効果があるかは分かりません。

セリタード粒剤という商品があるようですが、現在は販売されていないようです。同じ効果の商品としてロミカ粒剤という商品があるようです。 稲作用なので 1袋 3kgもあり一般の人が購入して使うような量では販売されていないようです。

【 水耕栽培について 】
ジュズダマを室内で水耕栽培出来ないかと考える方もおられるかもしれません。
ジュズダマの水耕栽培に挑戦した記録は見当たりませんが、トウモロコシの水耕栽培に挑戦している方の記録では水耕栽培にほぼ成功しておりジュズダマも栽培ノウハウを蓄積すれば水耕栽培出来るようになると思われます。

ジュズダマは根が水没していても問題ない植物なので水溶液に混ぜる成分がポイントだと考えられます。
ただ水耕栽培にかかる費用は露地栽培に比べ10倍以上とメリットに対してコストが見合わないというのが現状のようです。
※ ジュズダマの根を水没させたままにする実験では水面まで毛根が伸びてきたので根にも酸素供給が必要なようです。


【 病害虫について 】
勝手に生えているジュズダマでは病害虫をほとんど見かけませんが、人の手によって栽培すると何故か狙っていたかのように病害虫が発生します。

作物のように連作障害が発生します。同じ場所に連続で植えると生長が著しく悪くなります。
害虫はアワノメイガの発生が一番被害が大きいです。近くでトウモロコシが栽培されている場合にはアワノメイガが飛来する確率が高いです。この場合にはアワノメイガ対策が必要です。
アワノメイガが発生した場合には必ず駆除する必要があります。放置すると被害が広がってしまいます。 また、一度アワノメイガが発生したら繰返し発生するとみて対策する必要があります。

アワノメイガが発生してしまった場合
アワノメイガの食害
アワノメイガの食害による茎の上部の枯死
アワノメイガの食害
茎の芯を食害進行したアワノメイガの幼虫
アワノメイガの食害
食害に遭った部分を刈取った後の再生長

アワノメイガはほとんどの場合が進入した穴から下に向かって食害進行して行きます。
アワノメイガは茎の芯を食べてしまうのでアワノメイガの食害に遭った部分より上は助かりません。
食害に遭った部分より下の節の上で茎を刈取りアワノメイガは確実に駆除します。
食害に遭った部分を残すより刈取った方が上部の再生長を促します。

但し、9月以降に発生するアワノメイガは根元に近い場所に進入する為、茎を刈取ると収穫できなくなってしまう場合があります。
この場合にはアワノメイガが進入した穴にスポイトを使って乳剤タイプの農薬を注入して対応するしかありません。

アワノメイガは最終には根茎に食害進行し根茎の中で幼虫態で越冬します。
11月頃に根茎に移動するのでアワノメイガが発生した年はジュズダマの収穫が終わったら即座に地上茎を刈り取り地上茎を処分するのが良いです。
刈り取った地上茎を土に埋めたり畑の脇に積んでおいたりするのはアワノメイガが越冬出来てしまうので良くありません。
根茎で越冬したアワノメイガの幼虫
根茎で越冬したアワノメイガの幼虫

いもち病
病気で厄介なのはいもち病です。一度発生すると農薬を使わないと撃退できず、撃退しないと毎年発生します。
いもち病
いもち病の病斑が発生した葉
いもち病
いもち病が進行した病斑
いもち病
葉の裏から見たいもち病の病斑

いもち病いもち病
いもち病が穂にまで侵攻して殻の表面に丸い凹みのできた病斑
 
殻の表面の丸い凹みが内側まで貫通して穴になり、殻の色付きを阻害して縦筋の斑が入った状態

ジュズダマに発生するいもち病に関しては詳しい研究がなされておらず詳しい事は不明です。
ハトムギのいもち病に関する調査でジュズダマに発生するいもち病は大きな被害は発生しないという記述がありましたが、私の栽培においては症状の酷い株は収穫できなくなるなどの大きな被害が発生しています。
私の栽培において発生しているいもち病はベンレートが効かないベンレート耐性菌のようです。いもち病に対する農薬は種類がありますが、他の薬剤にも耐性を持った耐性菌がいるかもしれません。

病害虫対策はハトムギとほとんど同じですが農地での栽培用の情報しか見当たらないので、トウモロコシの家庭菜園の情報を参考にすると良いです。

※: 付近に農地が無い都心部や住宅地ならアワノメイガの発生はほとんどありません。
都心部や住宅地での少量栽培であれば連作障害以外の病害虫はほとんど気にしなくて大丈夫です。
アブラムシが発生する場合がありますが、ジュズダマ自体にはほとんど影響がありませんので気にならなければ放置しても問題ありません。 ただアブラムシの油はジュズダマが汚れるだけでなく周囲も汚れるので退治するなら早めに行ったほうが良いです。

害獣
病害虫の他に今後問題になってきそうなのが害獣による食害です。
野菜同様、ジュズダマも野うさぎ・イノシシ・シカなどの野生動物に食害されやすい植物です。害獣による農産物の食害が年々深刻化してきておりジュズダマも例外ではありません。

特に移植した直後の苗が程よく柔らかく食べやすいので狙われやすいようです。
厄介な事に病害虫と違い農薬では被害を防げません。柵で囲うのが確実ですが、設置の労力も費用もばかになりません。手軽な防御法を模索中です。

【 台風対策について 】
台風による強風で茎が折れてしまったり根元から倒れてしまう事がよくあります。
1株毎に真ん中あたりでビニール紐でかるく束ねるようにすると防げます。
台風対策
※: 地面に直接植えてある場合はこれでほぼ防げますが、プランターなどに植えてある場合にはプランターごと倒れてしまいますので更に何か倒れないものに縛り付ける必要があります。逆に台風の時だけプランターごと倒しておくという手もあります。

【 ジュズダマの除草方法について 】
ジュズダマの栽培を辞めたくなった時にはどうしたらよいのか。
ジュズダマは雑草の中では根絶がもっとも簡単な部類の一つです。
ただ地上部の茎を刈り取っただけでは根茎から再生してきてしまいます。株ごと堀上げてしまえば良い訳ですが、「そんな力作業はできない」という方もおられると思います。 そこで株を堀上げずに駆除する方法を説明します。
ジュズダマの除草方法

まずジュズダマの茎を根元から刈り取ります。
ジュズダマの除草方法

次に株がはみ出さないように黒色のゴミ箱を被せ風で飛ばされないように重石を乗せます。
これで2ヶ月そのままにしておけば枯死します。
ジュズダマの除草方法

画像は2ヶ月後の完全に枯死した状態。
※: この方法は10月以降に行った場合には根茎が完全には枯死せずに越冬して生き残る場合があります。
根茎には越冬する為の栄養分が蓄積されていきますので、この方法は越冬する為の栄養分が根茎に蓄積される前に行わないと効果を発揮できません。

この方法はジュズダマに限らず多くの草木の駆除に使える方法です。
尚、種子がこぼれ落ちている場合には3年程度は発芽してくる可能性があります。大きくならないうちに引き抜いてしまえば簡単に駆除できます。
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【 参考文献 】
 石田喜久男. 1981. ハトムギ -つくり方と利用法- 農山漁村文化協会
 ウィキメディア ジュズダマ https://ja.wikipedia.org/wiki/ジュズダマ

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