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【 2018年のジュズダマの発芽率が異常に低い異常事態について 】 〔 2019年9月現在の状況 〕 2018年栽培用に種蒔きしたジュズダマが発芽率1%という異常事態が発生しております。 3回に渡る播種においていずれも発芽率1%という結果が出ました。 長年栽培して来てこのような事態は初めてなので原因が今の所解っておりません。 その後、ちらほら発芽してきて2018年9月10日現在の発芽率は10%です。 どうやら種子は死んでいる訳ではなく何らかの原因で休眠から覚めない状態のようです。 その後の実験で2ヶ月間冷蔵庫で冷やした種子を播種してみたところ発芽率50%という結果が出ました。 もしかすると越冬時の最低気温と発芽が促される気温とにある一定以上の温度差も発芽条件なのかもしれません。 今までは15度以上であれば越冬時の温度など関係なく発芽すると考えられてきましたが、種子に冬を越えたと感じさせる為の低温期間が必要なのかもしれません。 2019年追記事項 2018年に種蒔きしたジュズダマが今年になって発芽し、昨年発芽分と合わせて発芽率が60%を超えました。 今年の播種においては越冬時の温度が発芽率に影響するのかを調査します。 今年の発芽実験により分かってきた事 どうやら人の手によって栽培が続けられてきた系統は家の中で種子を保管しても翌年に問題なく発芽するようですが、自然界に自生した系統の中には日本の気候に合わせて冬を越えたと感じないと発芽しない形態に進化したものがあるようです。 ジュズダマが寒さに弱い植物であるからゆえの環境対応の進化なのかもしれません。 10℃以下に温度が下がる場所で2ヶ月間保管すれば冬を越えたと感じるようですので、自生しているジュズダマを採取してきて家の中で種子を保管する場合には冷蔵庫の中に2ヶ月間入れておけば翌年に発芽するようです。 原因究明と販売した種子がみな同じ状況なのかそれとも違うのかを確認する為、2018年にジュズダマを購入されました方全員に発芽状況の確認を行っております。 ご返信を頂いた中で発芽率が極端に悪い状況の方には対応を提案させて頂いております。 2019年以前にジュズダマを購入されました方で、まだご連絡を頂けていない方でもご連絡を頂けましたら対応させて頂きます。 尚、普通に発芽している状況の方もいる事が判明しており、ご連絡の無い方は栽培継続できる程度には発芽しているものとして処理させて頂きます。 お問い合せフォームからご連絡下さいませ。 |